製品の取扱いについて
この度はヒラヰ電計機の変成器をご検討・お買い求め頂き誠にありがとうございます。
本製品を安全にご使用頂く為に、必ずご使用前に下記の「安全上のご注意」及び「当社製品の取り扱いについて」を
お読み頂き、内容をご理解の上、正しいご使用をお願い致します。
安全上のご注意
- 本器の取り扱いは、安全にご使用いただくために、十分な知識と技能を有する人が行ってください。
- ご使用の前に必ず取扱説明書とその他の付属書類をすべて熟読し、正しくご使用ください。 機器の知識、安全の情報及び注意事項のすべてについて習熟してからご使用ください。 お読みになった後は、ご使用になられる方がいつでも見られるところに必ず保管してください。
- 取扱説明書に記載していない操作、取扱や規定以外の交換部品の使用や改造は行わないでください。
- 取扱説明書では、安全注意事項のランクを「危険」と「注意」の二つに分けて表示しています。
但し、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な大事故に結びつく可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
「 危険 」
全般にわたっての注意事項
- 感電のおそれがあります。活線状態での接続、据付等の作業は絶対に行わないでください。
- 感電のおそれがあります。変流器の二次回路は絶対に開路しないでください。
- 感電のおそれがあります。接地形計器用変圧器の一次接地側端子は必ず接地してください。
全般にわたっての注意事項
感電等のおそれがあります。充電部(ブッシングを含めたモールド表面)には絶対に触れないでください。
保守・点検における注意事項
- 感電及びけが等のおそれがあります。保守・点検は知識と技能を有する人が行ってください。
- 感電等のおそれがあります。保守・点検時に充電部(ブッシングを含めたモールド表面)に触れる場合は、必ず回路から切り離し、主回路端子を接地してください。
「 注意 」
受入・開梱時の注意事項
- 落下、転倒等によるけがのおそれがあります。天地逆転、横積みはしないでください。
- けが、火災等のおそれがあります。損傷のあった機器は使用しないでください。
運搬時の注意事項
落下、転倒等によるけがのおそれがあります。指定以外の方法で運搬しないでください。
据付時の注意事項
- けが、火災等のおそれがあります。指定以外の据付けはしないでください。
- 火災等のおそれがあります。指定以外での使用はしないでください。
- けが、火災、やけど等のおそれがあります。計器用変圧器の二次回路は絶対に短絡しないでください。
保守・点検時の注意事項
火災等のおそれがあります。異常、損傷のある機器は使用しないでください。
廃棄時の注意事項
当社の製品を廃棄する場合は、産業廃棄物として処分してください。
当社製品の取り扱いについて
- 設置場所 当社変成器製品の使用条件は、規格上に定められた「標準使用状態」となっています。 設置される環境状態が適合している事をご確認の上で設置して下さい。
日本規格協会発行 JIS C 1731, 3項に記載されている内容の抜粋を下記に示します。
標準使用状態
特殊使用状態
- 周囲温度:-20℃~40℃の場所(平均温度:35℃以下)
- 標高:1,000mを超えない場所
- 下記「特殊使用状態」に適合しない場所
- 潮風・雨・雪及び日光等の当たる場所
- 湿潤・過度の水蒸気及び結露等にみまわれる可能性のある場所
- 油蒸気・爆発性ガス・可燃性ガス・有害ガス及び腐食性ガス等の発生する場所
- 過度の異物及び塵埃等のある場所
- 異常な振動及び衝撃等が加わる可能性のある場所
- その他特殊な条件の下で使用する場合
※ 設置される環境が「特殊使用状態」の場合には、当社にお問い合わせ下さい。
- 設置方法
- ケーブルやブスバー等の荷重が直接製品にかからない様に取り付けて下さい。
- 一次リード線やブスバーは接続端子部を除きモールド表面から十分離し、コロナが発生しない様にご注意下さい。
- 二次リード線は端子に正しく接続して、モールド表面に接近させないで下さい。
- 結線は端子記号、銘板の結線図等にしたがって正確に行って下さい。
- 接地形計器用変圧器の一次接地側端子は確実に接地して下さい。
- 二次の接地側端子及び本体取付ベース(フレーム)は確実に接地して下さい。
- ケーブル・ブスバー及びリード線等を止めるボルト及びナットは確実に締めつけて下さい。
- 電線サイズは回路電圧や定格電流に適合した材質、線径のものを使用して下さい。
- 圧着端子は電線サイズに適合したものをご使用下さい。不適切なものの使用は焼損及び火災の原因となります。
- 保守・点検
変成器を安全に運行し 事故を未然に防止する為に保守点検を実施する必要があります。
保守・点検については 日本電機工業会発行技術資料第164号「計器用変成器の保守・点検指針」に基づいて実施される事を推奨いたします。
- 異常音・異臭・異音・異常過熱・腐食 及び 過渡の汚損等の異常がないか 日常点検を最低でも1回 / 月 実施する事を推奨いたします。
- 最低でも1回 / 年は停電し 日常点検ではできない通電部分を主体に 外観・鉄芯・ネジ・ボルトの弛み等に異常の無い事を定期的に点検して下さい。 尚、絶縁抵抗測定による絶縁性能評価をされる際には 表面の埃や異物等を乾いた布で拭き取り清掃した後に実施して下さい。
- 製品更新推奨時期について 日本電機工業会発行技術資料第164号「計器用変成器の保守・点検指針」では更新推奨時期を設定しています。 これにより更新されることを推奨いたします。 尚、下記の更新推奨時期は、日常点検及び定期点検を実施することを前提として設定しています。 計器用変成器の更新推奨時期(使用年) モールド形(外の乾式含む) : 15年 尚、上記の値は製品の保証値ではありません。 一般社団法人日本産協会 ホームページより 「汎用高圧機器の更新推奨時期に関する査」報告者(改訂版)PDFダウンロード
製品に関するお問い合わせ
ご不明な点がございましたら下記のメールアドレスまでお問い合わせ下さい。
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